投資信託とは!?②
皆さま、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの小塚です。
今回は、前回の続きで投資信託についてご紹介します。
今日は、投資信託の分配金のしくみについてです。
分配金の出る投資信託は商品ごとに年1回から12回の決められた日に決算を行います。
その決算ごとに受益者(投資者)に収益分配金を払い出します。
この分配金には2種類あります。
①普通分配金…ファンドからの収益を分配したもの。
②特別分配金(元本払戻金)…分配後の基準価額が元本額を下回っている場合、この差額が特別分配金となります。この場合、元本の一部が帰ってきただけですので、非課税での取り扱いとなります。
ということは、
毎月分配だからと言って毎月利益が発生しているとは限りませんね。
利益が出ない場合、自分が投資した元本が1部現金で払い戻されただけということになります。
一般的に分配金の回数が多い投資信託は、現金として払い出す機会が多いので基準価額の上昇抑制が
起こっています。ですから、基準価額の激しい成長を狙うというよりも毎期間ごとに一定の収入を得たい人(年金のような考え方)に向いていると思います。
反対に、分配金のない又は少ない投資信託は基準価額の成長を狙って投資するものとなります。
投資信託は「信託報酬」とか「基準価額」とか色んな名前が難しいですが、名前よりも投資家に関係する仕組みを先に理解すると分かりやすくなると思います。
投資信託については一旦ここまでにして、次回からは債券について見ていきましょう。
債券は定期預金に似ているので身近に感じて頂けるかもしれないです!
次の記事も読んで頂けると嬉しいです!!
ファイナンシャル・プランナー
小塚歩(こづか あゆみ)
※この記事で紹介している内容は2018年9月現在の内容です。将来、制度内容は変更される可能性がございます。